信念2007-11-29 09:30 ■ Product : 雑感

佐藤可士和と吉岡徳仁

この前放送されてたNHKのプロフェッショナル。
カシワとトクジンと、隈研吾と、もう一人の特集をやってた。
全部見てはないんだけど、聞いたところで印象的なことがいくつか。


一番共感したのは、トクジンの言葉。
飾り立てたデザインをする人は、自信がないんだろうな。
というニュアンスの言葉。
納得、というかいつもそう思ってた。
でもやっぱりそぎ落として素材からデザインするトクジンならではの言葉なんだよなぁと納得。

対してカシワは、非常に商業的。
ストレートにキャッチーなものを創る。

それに関しても2人は対照的で、
いいモノを創ってそれがずっと残ればいい、すごく新しいんだけど奇をてらうわけではないから長く愛される、そんなモノを創ろうとするトクジンと、
今売れるために、希求力を持たせるためにいかにキャッチーなデザインができるか、というカシワ。

極端にいうとそんな対照的な2人。
どっちがいいとか悪いとかじゃない。
2人とも、あくまでいいモノを出したからこそ世間がだんだん認めてくれるようになったから。

でも、好きなのは、トクジンの方なんだなぁ。
まず、長くいいと思えるモノを創る。
本当に自分が欲しいと思えるものを。
マーケットうんぬんではなく、自分の身の回りの人が欲しいと思うものを。
そうすればおのずと認められる、と思う。

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